赤ちゃんの頭蓋変形について

2021年4月13日

乳児健診等で「赤ちゃんの頭の形がいびつでは・・?」という質問をよく受けます。

ごくまれに病的な変形がありますが、ほとんどは「向き癖」によるもので、機能的に問題はないとされています。
要するに見た目の問題ということです。
成長とともにめだたなくなるケースが多いのですが、変形が強く残るケースもあるのは事実です。
機能的に問題はない・・・と3行前に書きましたが、歯列の異常、顎関節、偏頭痛などのリスクがあがるという報告も出てきており、アメリカでは矯正ヘルメット治療が定着しております。

日本では保険適応はありませんが、矯正ヘルメット治療が少しづつ認知され始めてきました。

当院では治療はいたしませんが、ご相談/ご紹介はできます。
 ・保険診療ではない。
 ・病院で病的な頭蓋変形を否定する検査・ステップがある。
 ・軽度の場合は対象にならないこともある。
 ・当院からは紹介状だけです。治療にはタッチしません。ご相談は保険診療でできます。
ということはご承知ください。

ヘルメットのメーカー/業者さんはいくつかありますが、玉石混合という印象は否めませんので、まずはご相談ください。

水いぼ(伝染性軟属腫)治療

2021年4月6日

水いぼ(伝染性軟属腫)は自然治癒する疾患ですが、半年から2年ほどかかります(かかることが多いです)。

リクエストに応じてピンセットで摘除することもありましたが、積極的にやる手技ではないと考えており、健診で跡がひどく残っている子を見るにつけ、いまでもその考えは変わっていません。
硝酸銀ペーストなどの方法もあることはありますが、煩雑なこともあり、普及には至っておりません。
ヨクイニンの内服をしている子もいますが、特効薬とはとても言い難いです。

今回、治療用の伝染性軟属腫用クリームを導入しましたので、ご案内いたします。
保険収載の薬ではないので、自費になりますが、15gで2200円と高価なものではありません。

医療機関でしか出せないものなので、ご希望の方は診察を経ての販売になります。