ロタウイルスワクチン

2012年7月24日

ロタウイルスワクチン ( ロタテック® or ロタリックス® )

ロタウイルス胃腸炎については毎年冬になると流行する、乳児嘔吐下痢症の原因ウイルスの1つです。 同様のノロウイルスよりも症状が重く、胃腸炎関連けいれんの合併率も高いウイルスです。2011年11月に 経口のロタウイルスワクチン(ロタリックス®)が発売になり、2012年07月にロタテック®が追加発売されました。 世界では120ヵ国以上で承認・発売されているものです。乳児には非常に有用なワクチンと思います。 早く定期接種になって欲しいワクチンのひとつです。

ロタウイルスワクチンには2種類の製品があります。 ロタテック®→3回接種 ロタリックス®→2回接種 です。重症ロタウイルス感染症の防止効果は ロタテックが若干優れており、当院での値段設定も安いので、原則ロタテック®をお勧めいたします。デメリットは接種(経口)回数が多いことですが、通常、他のワクチンもあるので、来院回数は変わらないはずです。

ロタテック®

接種時期:生後6~32週に4週間隔で3回(逆算すると1回目は生後6~24週に 2回目は生後10~28週になります)

値段  :1回 9800円 (2014年4月1日より、価格改定し 10000円/回 となります)

ロタリックス®

接種時期:生後6~24週に4週間隔で2回 (逆算すると1回目は生後6~20週になります)

値段  :1回 14800円 (2014年4月1日より、価格改定し 15000円/回 となります)

生ワクチンに分類されるため、通常は内服後4週間は他のワクチン接種を避けることになっています。医師が必要と認めた場合には、他のワクチンを同時に接種することができる、となっています。 すべて個別に接種すると、Hibワクチンや肺炎球菌ワクチンなど他の大事なワクチンのスケジュールに影響するので、原則、Hib・肺炎球菌・四種混合・B型肝炎・BCGなどのワクチンと同時接種を希望される人だけ、受付したいと思います。(生後1ヶ月の乳児は他のワクチンがないので単独でもOKです。)

同時接種については 日本小児科学会 や 「VPD(ワクチンで防げる病気)を知って、子どもを守ろう。」の会 でも推奨しており、当クリニックも同様の考えです。 同時接種により、合併症率が増えることはないとされています。 むしろ感染症をもらってしまうリスクの方が高いと考えましょう。

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